2013年10月1日火曜日

区切り

おつかれさまです!

9月25日のスキルアップクラスの講師は、平岡さんでした。

平岡さんのスキルアップクラスは、足首を回すことから始まります。
以前にも書いたと思いますが、ただ足首をほぐすことだけを目的にするのではなく、足首を回すことでつられて動いてくる場所をしっかりと感じることも重要です。
体の繋がりをしっかりと認識するのです。

今日のワークもそうしたアップから始まり、後半は「長台詞の読み方」を練習しました。

いかに相手を自分のところにつれてくるか。
いかに観客に、相手に飽きさせず聞かせるか。
いかに台詞の裏にある隠された言葉の意味を表現するか。

そういったことが課題として上がりました。

長台詞を、全力ですべて相手にぶつけるとどうなるでしょう?
きっと、相手も自分も疲れてしまう上に、その長台詞の裏にある思いはまったく表現できないように思います。


長台詞のなかで、どこが相手にぶつけるところか、どこが相手ではないどこかにぶつけるところなのか。

そういったことを考えながら、台詞と向き合います。

そして、実際に声に出して読む。
うまくいかない。
平岡さんからアドバイスをもらう。
台詞と向き合う。
また声に出して読む。
やっぱり自分でも納得のできない読みになる。
また平岡さんからアドバイスをもらう。


そうしとことを時間の許す限り繰り返すワークでした。
ワークの最後に、「最後は自分の好きなようにやってみてください」と言われ、参加者がそれぞれ自分の考える読みで、声を出してワーク終了となりました。

結局、最後まで自分の納得の読みにたどりつくことはワークの時間内では私はできませんでした。
でも、表現することの難しいさと、奥深さ、多様性を痛感することができてとても有意義な時間となりました。
 
 
4月から始まったスキルアップクラスも区切りを向かえます。
私は、幸運なことにワークの後にこうしてブログを書くことで、自分の感じたことや思ったことやってきたことを文章として書き起こすことができたので、ブログを振り返ることであの時はどういったことをしたのかっということを振り返ることができます。
色々なワークショップに参加しても、参加するだけではやっぱり意味がないと思います。
教わったこと、感じたこと、そういったことを細やかに思い出し、自分のものにしていくことが大切なんじゃないかと思います。
 
スキルアップクラスで複数の講師の方のワークを体験して、たくさんのこと教えてもらい、たくさんのことを自分の体で感じることができました。
しっかりと振り返り、しっかりと自分のものにし、しっかりとスキルアップしていきたいと思います。
 
区切りは、次へのステップでなければならないと思います。
スキルアップクラスの区切りをむかえた今、次へのステップを踏み出さなければ強く思います。
 
お世話になった講師の方々、ありがとうございました。
かならずまた、「演じること」に関わる場でお会いしたいと思います!
 
ありがとうございました!!
 
西村

2013年9月24日火曜日

歯車

こんにちは。ブログ担当の平田です。スキルアップクラス3週目土曜日の講師は田中遊さんです。
前半は、いつものように呼吸を中心としたワークショップ。
後半は参加者それぞれの演劇に関する今の悩み事を聞いて、テキストを見ながらその悩みに答える、といった内容でした。

前半は呼吸するところから始まり、その呼吸に段々色をつけていきます。
最初は少しずつ声を乗せていって、歩いたり動いたりしながら大きさ言葉方向などなど…色んなように足していきます。
田中遊さんのワークショップで何度か同じ内容をやりましたが、口先だけで声のトーンを操るのではなく、呼吸と言う部分から
声に繋げていくことが実感として徐々にわかってきました。まだまだある程度の声におさまっている気がするので、もっと試して探ってみたいと思います。

後半のことについては、わたしが一番関心があったのは全部が歯車で繋がっているという内容でした。

前半にやったこととも繋がりがありますが、セリフを言うのに声の調子の方を調整するのではなくて例えば呼吸から、感情から他の要素を動かして
他を動かすようにするということです。そして、そのどこを出発点に動かすかどう動かすかが役者のセンスに関わってくるんだろうと思いますし、それを磨いていくのが
大切だと感じました。そして何かズレが起こった際の修正もおかしいところを直接触るのではなくて、別のところから軌道修正していくというのがあまり考えたことがなかったですがその通りだと思いました。

後半のノウハウについては理解しても実践するのはなかなか難しいと思います。
自分で試したり実践を重ねていきたいと思います。

2013年9月21日土曜日

ナルシズム

おつかれさまです!

9月18日のスキルアップクラスの講師は、田中遊さんでした。

スキルアップクラスの講師の中で一番ホワイトボードを使用するのが、田中さんです。
今日のホワイトボードには、
体、声、対象、そういった構造を持った自分、それと同じ構造を持った相手、それがそれぞれ矢印で繋がれているものが書かれていました。


体から影響を受けて、出てくる声があって。
その出てきた声から影響を受けて体も変化をする。
またその変化した体から影響を受けて、出てくる声がある。
そういったように、声と体は互いに影響しあっているのものである。
また、そうやって互いに影響しあっている声と体は、自分の外である対象からも影響を受ける。

「自分」はそういう構造になっている。

また同様にそういった構造を持っている「相手」がいる。

この自分と相手もやっぱり影響しあっている。


そういったことを教えて頂きました。

自分や相手がそういう構造であるのだから、演技をするときにもこの構造は壊してはいけない。

演じている時も、相手や対象や、声や体の変化を敏感に感じ取ってそれをしっかりと受けることで、いい演技に繋がっていくのだなぁっと思いました。
 
 
かといって、常に相手や対象の変化を感じ取って、それに影響されなければいけないかというとそんなこともないと思いますっともおっしゃっていました。
 
自分の声や体といった「自分の中」のものによってのみ影響されてでてくるものも、すごくおもしろいものなはずだと。
そういったある種の「ナルシズム」のようなものも、俳優としての醍醐味、楽しみであるように思います。
 
田中さんのワークショップも土曜日のスキルアップクラスで区切りとなります。
どんどん区切りが近づいてきています。
終わってからでは飛び込めません。
どんどん飛び込んでいきましょう!
 
自分ももっと頑張らないと!
 
 
西村