2013年4月25日木曜日

新スキルアップクラス始まります!!

いよいよ次週(5月1日水曜日)から新スキルアップクラス開講します!!
予約無しで受講可能となります!
回数も、第1週から第4週の水曜日と土曜日開講(月8回)となり、より参加しやすくなります。
 また、講師からアドバイスやどれくらい上手くなっているか教えて欲しい人は登録すれば、受講回数に応じてフィードバックが受けられるようになります。習熟度が高い人にはプロの公演への出演のチャンスや、仕事が得られるよう後押しをします。

 詳細はこちらをご覧下さい。

 ご参加お待ちしています!!

外に現すこと


こんばんは。今日のブログ担当の平田です。

スキルアップクラス無料体験講座4回目、今日の講師は平岡秀幸さんです。平岡さんはいつも脚本を使ったワークショップをされる方で、今日もロミオとジュリエットの一部を使ったワークショップでした。

初めに、参加者みんなで「演技とは何か?」という話をしました。わたしは役に入り込みながらも冷静に演じることと考えましたが、それぞれに色んな意見が出ました。その中で平岡さんがおっしゃったのは自分という仮面を外すことです。人は、普段の生活の中でも家に居る自分、学校にいる自分……と何かしら違う態度や行動、つまり演技をしています。役を演じるとき、役という新しい仮面を被るのではなく自分という仮面を外し、その状態で演技をすることで表現出来る「その役」というものがある、ということでした。

 さて、まずは部屋の両側に2人で向かい合って立ち、お互いに「ロミオ」「ジュリエット」と呼びかけます。しかし「ロミオはジュリエットを好き」、「ジュリエットはロミオを嫌い」という前提で呼びかけます。何度か呼びあった後、次は前提はそのままに「好き」「嫌い」を相手に伝えることを意識して呼びかけます。それにより、声が大きくなる、身振りが加わるなどの変化が現れました。

次は脚本を実際に読んでみます。まずは椅子に座って2人で向かい合い、ジュリエットと乳母の掛けあいのシーンを読みます。読みながら「それぞれの人物の目的はなんなのか?」「それぞれの立場はどのように変化していくか?」を考えます。目的には大きな目的、最終目的とそれを達成するための小さな目的があります。

例えばこのシーンはジュリエットが乳母をロミオのところに使いに行かせ、(2人の結婚についての)ロミオからの返事を聞き出すシーンです。ジュリエットは乳母からロミオの返事を聞き出したい、そのために何度もお願い!と言ったり、乳母を労わったりします。乳母は最終的にはその返事を伝えますが、少し意地悪をしてなかなか返事を言わなかったり、ジュリエットをからかうようなことを言います。

立場の変化というのは、まずジュリエットの方が乳母より社会的な立場は上です。しかしロミオからの返事を知っている乳母と、それを聞きたいジュリエットの間では乳母の方が上の立場になることもあります。

そのような目的、立場の変化を考えながら読み、次は実際に立って動いてみます。

感情というのは自分の中で作った上で、外に見えるように出さなければ伝わりません。その時に使うのが身体です。上のシチュエーションでは、ちょっと意地悪をしたい乳母は別の方向へ歩いて行き、それをジュリエットが阻止し……途中から台本を外し、動きだけでそれを表現します。「疲れた」と椅子に座ろうとする乳母をジュリエットが邪魔し、その場に座り込んでしまった乳母を慌てて労わり、椅子に誘導するジュリエット。途中、椅子に誘導するために椅子の方へ目配せをする、という動きが入ると「それはセリフを言っていたらやらない動き」と言われ、なるほどと思いました。感情を伝えるために動きがあって、大袈裟で嘘っぽい演技をしてしまっているときは、説明過多だったり本当は不要な動きをしているからなのかなと思いました。

また、あくまで演劇である以上、完全に動かされることは出来ません。椅子に誘導される、という動きも100パーセント相手に身を委ねてしまっては動けませんし、かといって自分で動いているのが観ている人にわかってしまっては嘘っぽくなってしまいます。この加減がとても難しく、説明はわかっても今日だけではなかなか習得出来ませんでした。こういった練習は、台本に出て来ない限りあまりやらないですが例えば自分でシチュエーションを設定して(起こされる、殴られるなど)普段からやってみることも出来るなと思いました。

自分の中で役を作り込み、それを外に出す、という両方が伴って初めて演技になると感じました。後者はやはり難しく、色んな練習の仕方を地道に学んで実践していきたいと思いました。

2013年4月18日木曜日

二度の自己紹介!

スキルアップクラス無料体験講座,第3週目の今日の講師は田中遊さんでした.

開始時間になるや田中さんが用意したのは,机と椅子!
WSではあまりイメージがなかったのですが,今日は「座学」でした.

大まかな講座の流れは

田中さんの自己紹介から始まり,受講生の自己紹介,
そして,さらに二度目の受講生の自己紹介!

といった流れでした.

自己紹介.
始めて会う人の前で自己紹介をするのはやはり緊張するもので・・・
最初にみんなが自己紹介を終えたあと,緊張していた自分の体はどうなっていたか?
を全員で考える時間がありました.

そこで,
筋肉の緊張具合であったり,顔の火照り,呼吸の深さ,などなど
緊張したときに自分の身体にどのようが起こるのかを田中さんの解説などを交えながら,
全員で考えました.

そのときに田中さんがおっしゃったことのなかで印象深かったのは,
「外と内は歯車のような関係がある」
のだということでした.

自分の体のなかで何が起こり,また外からの環境や刺激などによってどう変化が起こるのか.
こういう場面のとき,自分の体はどうなっているのか.
自分の体がこうなっているとき,周りの様子はどうなのか.

そういったことに意識を向けることができました.

そのあと,それらのことを踏まえて,
二度目の自己紹介をしました.

どういった状況で,どういった印象をあたえる自己紹介をするのか.
全員がそれぞれ考えて,二度目の自己紹介をしました.

二度目の自己紹介のときは,一人が終わるたびに
どういった印象を受けたか,どう見えたか,どう意識したか,
全員で話し合いました.


普段何気なく起こる自分の中の変化,
緊張したり,怖がったり,リラックスしたり,テンションあがったり,
そういったものを意識し,考えることができた2時間でした.
こういった自分の中の変化をしっかりと理解できれば,良い演技につながってくるのだろうな
っと思いました.

参加者もたくさんになってきて,来週もまた楽しみです!!


西村

2013年4月11日木曜日

「イエス」の可能性


こんばんは。本日のスキルアップクラス講座のブログを担当させていただきます、平田です。

無料体験講座2回目の今日の講師は木村雅子さん。次々とワークショップが展開し、そしてとにかく動き回る!そんな2時間でした。

まずはボールを使った鬼ごっこのようなゲームから始まります。逃げる側はボールと鬼の動きに意識を向け、鬼は協力し合って追い詰める…と、そんな難しさもありましたが、逃げる側は徐々にわざと捕まりやすい動きをしていきます。どうしたら面白くなるだろう?と考えて、自分から面白さにとびこんでいくことを意識する、ということでした。「とびこむ」という言葉は後ほども色んな場面で出て来ます。

その後も、
・円になって誰でもいいので手を叩きつつ名前を呼ぶ、呼ばれた人はまた同じように…と回していく
・同じく円になって右か左に向けて1回手を叩き、それをどんどん隣の人に回していく
などなど、ゲームのようなワークを重ねて行きます。

 内容は様々ですが、共通しているのは失敗するのを恐れないこと。失敗に気を取られると、その隙を突かれてさらに慌ててしまいます。実際の舞台でも同じで、ミスに気を取られている間にも舞台は進んで行きます。失敗を怖がったり、先を心配し過ぎず「今」を楽しむことが大事だなぁと感じました。

 後半は即興劇のワークへと入っていきます。
2人組になり、片方が「○○しようよ!」と提案をします。返答する側は必ず「ノー」で返します。「映画観に行こうよ」→「忙しいからいいや」というようなやり取りです。
その次は、逆に相手の提案には必ず「イエス」で返し、どんどん話を膨らませていきます。

 日常生活を振り返ると、ノーと返答することが多いことに気が付きます。「肯定」はその分何かしなくてはいけない状況を作ります。何かをするには勇気も必要ですし、リスクもあります。ですが演劇をするにあたって、「イエス」はとても大事です。相手の言葉への「ノー」という答えは、相手を遮断することになり、そこで話が終わってしまいます。「イエス」と答えることによって話は膨らんでいき、状況の中にとびこむことが出来ます。

 さて、2人1組ずつ、「提案」と「イエス」で話を進めます。例えば今日出たのは「結婚しよう」「沖縄に行こう」「二宮金次郎像巡りをしよう」などなど。どんなに現実ではあり得ない提案でも、肯定することによって不思議と話が膨らみ、ストーリーが生まれました。常識は個人のものでしかなく、また、面白いストーリーを作ろう!と身構えず自然に返答するだけで、面白いものは作れるんだという発見がとても新鮮でした。

大切なのは「遊ぶこと」「とびこむこと」。その中での色々な発見は、演劇にもそれ以外にも役立てることが出来るのではないかと思います。

2013年4月3日水曜日

スキルアップクラス無料体験講座初日!

おつかれさまです.

本日,スキルアップクラスの無料体験講座の初日が行われました.
初日である今日の講師は,大熊ねこさん.

簡単な自己紹介を参加者全員でしたのち,
「自分の体」
に意識を向けるためのワークを中心に始まって行きました.

呼吸を通して,
歩き方を通して,
自分のしたい動きを通して,

自分の体のしたい動き,表現,体勢といったものを自問自答することができました.

2時間のワークの中で,自分自身や周りの空間,他の参加者の方々との関係性を
大事にしながら楽しくすごすことができました.

一枚の絵,楽しかったなぁー笑

スキルアップクラスの無料講座は4月中,毎週水曜日開催です.
ぜひ,ご参加ください!