2013年9月24日火曜日

歯車

こんにちは。ブログ担当の平田です。スキルアップクラス3週目土曜日の講師は田中遊さんです。
前半は、いつものように呼吸を中心としたワークショップ。
後半は参加者それぞれの演劇に関する今の悩み事を聞いて、テキストを見ながらその悩みに答える、といった内容でした。

前半は呼吸するところから始まり、その呼吸に段々色をつけていきます。
最初は少しずつ声を乗せていって、歩いたり動いたりしながら大きさ言葉方向などなど…色んなように足していきます。
田中遊さんのワークショップで何度か同じ内容をやりましたが、口先だけで声のトーンを操るのではなく、呼吸と言う部分から
声に繋げていくことが実感として徐々にわかってきました。まだまだある程度の声におさまっている気がするので、もっと試して探ってみたいと思います。

後半のことについては、わたしが一番関心があったのは全部が歯車で繋がっているという内容でした。

前半にやったこととも繋がりがありますが、セリフを言うのに声の調子の方を調整するのではなくて例えば呼吸から、感情から他の要素を動かして
他を動かすようにするということです。そして、そのどこを出発点に動かすかどう動かすかが役者のセンスに関わってくるんだろうと思いますし、それを磨いていくのが
大切だと感じました。そして何かズレが起こった際の修正もおかしいところを直接触るのではなくて、別のところから軌道修正していくというのがあまり考えたことがなかったですがその通りだと思いました。

後半のノウハウについては理解しても実践するのはなかなか難しいと思います。
自分で試したり実践を重ねていきたいと思います。

2013年9月21日土曜日

ナルシズム

おつかれさまです!

9月18日のスキルアップクラスの講師は、田中遊さんでした。

スキルアップクラスの講師の中で一番ホワイトボードを使用するのが、田中さんです。
今日のホワイトボードには、
体、声、対象、そういった構造を持った自分、それと同じ構造を持った相手、それがそれぞれ矢印で繋がれているものが書かれていました。


体から影響を受けて、出てくる声があって。
その出てきた声から影響を受けて体も変化をする。
またその変化した体から影響を受けて、出てくる声がある。
そういったように、声と体は互いに影響しあっているのものである。
また、そうやって互いに影響しあっている声と体は、自分の外である対象からも影響を受ける。

「自分」はそういう構造になっている。

また同様にそういった構造を持っている「相手」がいる。

この自分と相手もやっぱり影響しあっている。


そういったことを教えて頂きました。

自分や相手がそういう構造であるのだから、演技をするときにもこの構造は壊してはいけない。

演じている時も、相手や対象や、声や体の変化を敏感に感じ取ってそれをしっかりと受けることで、いい演技に繋がっていくのだなぁっと思いました。
 
 
かといって、常に相手や対象の変化を感じ取って、それに影響されなければいけないかというとそんなこともないと思いますっともおっしゃっていました。
 
自分の声や体といった「自分の中」のものによってのみ影響されてでてくるものも、すごくおもしろいものなはずだと。
そういったある種の「ナルシズム」のようなものも、俳優としての醍醐味、楽しみであるように思います。
 
田中さんのワークショップも土曜日のスキルアップクラスで区切りとなります。
どんどん区切りが近づいてきています。
終わってからでは飛び込めません。
どんどん飛び込んでいきましょう!
 
自分ももっと頑張らないと!
 
 
西村

2013年9月18日水曜日

感じ取ること

こんにちは。ブログ担当の平田です。スキルアップクラス、2週目土曜日の講師は大熊ねこさんです。
今回のワークは感覚で感じ取ること内容が中心だったと思います。
最初に行ったのが、部屋の中を全員で歩いて手を叩かれたら、「止まる」か「誰かの真似をする」か「好きなことをする」というものです。
好きなことをする、と入っているので要は何をしても良いのですが、今自分がしたいことは何かというのを自分の中から見つけるのはやはり簡単そうで難しいです。
それから今回感じたのは人によって選ぶものが違うことが、おもしろいなということです。一緒にやるメンバーが1人違えば全然違う流れが生まれていきます。自分のしたいことを選んでいるのですが、それが繋がっていったりすることがあるのもおもしろいと思います。
2つ目に「1枚の絵」というワークをします。以前も行ったことがありますが、1人が何かしらの状態で静止いているところに、2人目が入って、そこへ3人目が入ります。そうして1枚の静止画を作るというものです。
さて、1回目やったときは、みんなわりと考え込んでしまい、1枚出来上がるのにかなり時間がかかっていました。そこで、1人目が入ったら何も思いつかなくてもとりあえず誰かが入る!というやり方にしてみました。そうすると、1回目のときはストーリーや状況が伺える絵が多かったのですが、そういうものはほとんどなくなって雰囲気、なんとなくこの辺に行ったらおもしろいかも、という感じが中心になりました。
ですが、見ている側は細かいことは考えていないそちらの絵の方が見ていておもしろく感じました。
最後に行ったのは出会いのワークです。
椅子を真ん中に用意し、2人が両側から好きなタイミングで出ます。その2人の出会いから状況がどうなっていくか、声は出さない即興劇のような感じです。
2人はどういう風にしよう、とか一切考えずに出るので基本はなかなか話は劇的に動きません。ですが何も意図していなくてもその状況から何かしらの関係性やシチュエーションが見えてきます。
また、やっている側としても動くならここかな、という一番気持ちのいい瞬間というのを感じ取れたのがよかったと思います。
今回のワークを通して、考えずとも何かが生まれるということが中心でしたが、それを引き出すのは、最初のワークの人の真似をすることだったり、最後の出会いのワークだったりで見られた自分以外の人なんじゃないかなと思います。
自分のことも他人のことも色々感じ取っていければいいなと思います。

2013年9月13日金曜日

出会いのエチュード


おつかれさまです!

9月11日のスキルアップクラスの講師は、パンダさん(大熊ねこさん)でした!!

パンダさんのワークは円を作って隣の人と足のマッサージを互いにやりあうところから始まります。
互いにマッサージをしながらいろいろとお話をします。

今日は、今までのスキルアップクラスを振り返って思うことなどが話題としてでました。
今までブログで書かせてもらっていることなどを言葉にして伝えることができて、ワークの最初の時点ですごく充実しているなぁっと感じました。
少ししゃべりすぎたかもしれないです・・・汗

今日のワークは、新聞棒を使ったものと「出会いのエチュード」が中心でした。

新聞棒を使ったワークは、
新聞を丸めて作った棒を二人がそれぞれ一本の指で支えあう。
その指一本で支えあった状態で互いに動く。
っといったものでした。
指一本で新聞棒を支えるという制約のみで、動きは自由です!
新聞棒を通して、相手に「こう動くぞ」っと伝える、
新聞棒を通して、相手から「こう動くぞ」っと受け取る、
言葉を発することなく、相手に伝え、相手から受け取り、動いていく。
最初に想像していた以上に多種多様な動きができたことが驚きでした。

そして、そのあと、その新聞棒をなしでやりました!
エア新聞棒です。
新聞棒がなくなったとたんに今までできていた多種多様な動きができなくなって、難しかったです。
でも、新聞棒なしでも大切なのは、相手に伝え、相手から受け取ること。
何回かやっていると少しずつそれを新聞棒に頼ることなくできるようになったように思います。


終盤は、「出会いのエチュード」をしました。
このエチュードは言葉を使いません。
完全にニュートラルな状態から二人がすれ違います。
あとは、そのすれ違ったときに感じた衝動に素直に従い動く。

「同じ空間に、自分以外の人間がいる」
ただそれだけのことが、人に大なり小なり影響を与えるのだということを再認識したように思います。
私はこのエチュードをやっているときに「恐怖」に近い感情をよく感じたのですが、
その恐怖でも、怒り、いらだちに繋がっていくもの、怯えや畏怖へと繋がっていくもの、など恐怖が繋がっていく先は様々でした。

人は人に影響を与えることができる。
だから、人と人は繋がっていけるんだなぁと思いました。


スキルアップクラス、区切りが近づいてきています。
たくさんの人と繋がりを持つことができました。
もっと多くの人も繋がりたい。

演技のスキルアップ、もっと頑張ります。

西村

2013年9月11日水曜日

演じるとは?


こんにちは。ブログ担当の平田です。スキルアップクラス9月の1週目の講師は高杉征司さん。今日のメインは自己紹介と、フリートークでした。

ワークの最初にまず普通に自己紹介をしました。呼んでほしい名前と、好きなもの、演劇との関わり方を簡単に話します。それをテキストとして使います。
いつも高杉さんのワークでされるじゃんけん列車やエアバレーボールなどもやりましたが、今日の中心的な内容として「力を抜くこと」があったと思います。
今この人物はこう考えているからこういう風にしよう!というように演技しようしようと思っても観ている人には伝わりません。リラックスした状態をつくっておくと、いくつかのことも同時にこなせます。そこにさらに今相対している相手との「今」の会話、関わりを大切にすることで魅力ある演技が作れると思いました。

自己紹介のワークでは、最初に自分でやった自己紹介をして、それに高杉さんが修正を加えていきます。ワークで勉強したことと実際の舞台の稽古が切り離されがちになることがよくあるので、勉強したことをそのまま活かす内容です。
力を抜いて普通に自己紹介するだけのことでもなかなか難しく、指先に力が入ってしまっていたり、瞬きが増えてしまったりしました。ある程度できている状態でも、1つのことを気にし出すと他のことができなくなってしまったり…。
今回は自己紹介でしたが、実際の台本でも演技しようしようとしないでも演じることができるし、その方が良い演技になることの最初の一歩がわかったような気がします。

フリートークは以前も行ったワークで、2人か3人でテーマに沿った会話をして、次にそれを再現します。これも何をもって再現とするかによって、やり方が変わってきます。やはり内容を思い出そうとしてしまいがちですが、動きや空気など再現できる要素はいっぱいあります。
その中でも、完璧になぞるのではなくて、おもしろかった要素をさらにおもしろくしていくために、その瞬間の反応というのが大事だと思いました。今その相手と会話することが重要だと思います。

ワークを実際の稽古に活かす方法を具体的に考えて、活かしていけたらいいなと感じました。

2013年9月6日金曜日

ワクワクすること!


9月4日のスキルアップクラスの講師は、木村雅子さんでした!!

今回が木村さんのスキルアップクラスでの最後のワークショップとなりました・・・

そんな最後のワークは、いつものように楽しかったです!
いままでに行ったゲーム(を使ったアップ)や、今回初めてやるギブアンドテイクといったワークなど、どれも楽しくすることができました!

「失敗を恐れない」、「失敗を楽しむ!」
っと言ったことを今回も今までも木村さんはよくおっしゃいます。
どんどんどんどん飛び込んでいく。その姿勢が何をやるにしても大切だと実感させてもらいました。

「ワクワクすること!」
っともよく言っていました。
ワクワクすることがあるからこそ、厳しいことやつらいことにも向かっていけるんだと思います。
厳しいことやつらいことに負けそうになったら、ワクワクすることに戻ればいいんだ!ってそう思わせてもらえるような言い方をしてくれていました。

今回のワークは、最後ということもあってかシーンをすることがメインでした。
参加者がみんな総当たりでそれぞれの方とシーンを行いました。

それぞれの人がそれぞれの個性を持っていて、それによってシーンができあがっていく。
大切なのは、相手やその瞬間の場を信じること。
きっと、大丈夫。そう思ってそこにいればきっと素晴らしいシーンになるんだって教わりました。

今回のワークで、スキルアップクラスにおける木村さんのワークは最後になってしまいました。
でも、また絶対に木村さんのワークを受けに行きたいと思います!

スキルアップクラス自体は今月まで続きます!
他の講師の方々のワークも区切りを向かえていきます。

区切りを向かえるのはさみしいけれど・・・
区切りをつけることは大切なことだと思います。

次回もしっかりと頑張ります!

みなさんもぜひ参加してください!


西村