こんにちは。ブログ担当の平田です。スキルアップクラス9月の1週目の講師は高杉征司さん。今日のメインは自己紹介と、フリートークでした。
ワークの最初にまず普通に自己紹介をしました。呼んでほしい名前と、好きなもの、演劇との関わり方を簡単に話します。それをテキストとして使います。
いつも高杉さんのワークでされるじゃんけん列車やエアバレーボールなどもやりましたが、今日の中心的な内容として「力を抜くこと」があったと思います。
今この人物はこう考えているからこういう風にしよう!というように演技しようしようと思っても観ている人には伝わりません。リラックスした状態をつくっておくと、いくつかのことも同時にこなせます。そこにさらに今相対している相手との「今」の会話、関わりを大切にすることで魅力ある演技が作れると思いました。
自己紹介のワークでは、最初に自分でやった自己紹介をして、それに高杉さんが修正を加えていきます。ワークで勉強したことと実際の舞台の稽古が切り離されがちになることがよくあるので、勉強したことをそのまま活かす内容です。
力を抜いて普通に自己紹介するだけのことでもなかなか難しく、指先に力が入ってしまっていたり、瞬きが増えてしまったりしました。ある程度できている状態でも、1つのことを気にし出すと他のことができなくなってしまったり…。今回は自己紹介でしたが、実際の台本でも演技しようしようとしないでも演じることができるし、その方が良い演技になることの最初の一歩がわかったような気がします。
フリートークは以前も行ったワークで、2人か3人でテーマに沿った会話をして、次にそれを再現します。これも何をもって再現とするかによって、やり方が変わってきます。やはり内容を思い出そうとしてしまいがちですが、動きや空気など再現できる要素はいっぱいあります。
その中でも、完璧になぞるのではなくて、おもしろかった要素をさらにおもしろくしていくために、その瞬間の反応というのが大事だと思いました。今その相手と会話することが重要だと思います。
ワークを実際の稽古に活かす方法を具体的に考えて、活かしていけたらいいなと感じました。