2013年2月28日木曜日

(速報)新スキルアップクラス開講のお知らせ。

スキルアップクラスは2013年4月から9月にかけて、システムを大幅に変えて実施します!
より受講しやすく、受講料もさらにお安くなります!!
しかも、4月はトライアル期間として、受講料が無料です!
内容もさらに充実。
実力アップを目指す皆さん、ぜひご参加下さい!
お待ちしています。

新たな講座は次のようになります。
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一回ごとの受講が可能に!
今までは、月単位での受講しかできなかったのですが、時間が空いた時に1回からレッスンが受けられるようになります。月謝制ではなくなるので、お休みした時の受講料も無駄になりません。

フィードバックが充実!!
自分がどれだけ力がついているか知りたい、という方にはアドバイスや、習熟度の評価といったフィードバックが与えられます。目に見える実力評価によって、意欲的な人がその後のチャンス(仕事の機会)を広げられるようにします。

週2回の開催に!!!(毎週水曜日の夜+土曜日の午前開催に)
週一回では時間が足りなかったり、都合が合わない人がいました、週二回の開催で機会を増やします!
*注:5月から週二回になります。
*第5水曜日・土曜日はお休みになります。詳しくはこちらのページ下のカレンダーでご確認下さい

予約が不要に!!!!
行きたい時に行けて、受講する手間が軽減されます。

4月はトライアル期間として、受講料が無料に!!!!!
4月に開催する、次の講座は受講料を無料にします!(詳細はこちら
ただし、受講生が多すぎる可能性があるので、4月だけは予約制とさせて下さい。(キャンセルはしないでね)各回定員15名
4月3日、10日、17日、24日 全て水曜日、時間19時〜21時 会場:左京西部いきいき市民活動センター

月謝制から、回数制に!!!!!!
1回1,800既に劇研アクターズラボ<高槻も含む>に入所している方、劇研および高槻のシニア劇団メンバーは1,600円)
4回券→6,800円(1回あたり1,700円) *ラボ生・シニア劇団6,000円<1回あたり1,500円>
8回券→12,000円(1回あたり1,500円)*ラボ生・シニア劇団11,200円<一回あたり1,400円>

4月の受講ご予約はこちらから→ labo★gekken.net (★を@に変えて送信ください)
お名前、連絡先(連絡が取れる電話番号とメールアドレス)、受講希望日をおかきの上、メールでお申し込み下さい。
電話・ファックスでのお申し込みは:075-791−1966(アトリエ劇研)まで。
*10時〜18時受付

講座の詳細はこちらをご覧下さい。 

2013年2月22日金曜日

台本を使っての練習

高槻でのスキルアップクラスの、今期最後の講座となりました。
今日の講師は平岡さんです。今回のシリーズ(全12回)の中で、ほぼ唯一テキスト(台本)を使ってレッスンをするのが平岡さんです。
今日も前回渡された、シェークスピアのテキストを使ったシーン練習が主な内容となりました。テキストがあるからとはいえ、演技は役者さん同士のやり取りですから、テキストに書かれたやり取りを、(まるで楽譜を基に演奏するように)実演してみせる必要があります。場面の解釈は演出家の仕事ですが、基本的なやり取りを演じられるのは俳優の仕事となります。練習では台詞をまずは読まずに、このシーンで行われてるやりとりを即興で演じることをしました。台詞は字が読めれば語ることはできますが、やり取りは相手との関係の変化ですから、相手を感じられなかったり、相手のアクションに対する反応が自在でなければ、演じることが難しくなります。
当然ですが、頭でわかってもなかなか演技で「表現する」=伝える(台本どおりに見えるようにする)のは簡単にはいきません。平岡さんが指摘する、「ちゃんと演じないと見えて来ない」「目的に裏打ちされた行動でなければならない」は、頭でわかるだけではだめで、からだでわかる作業が必要なのです。簡単そうに見えても、やってみると思った以上に身体は不自由なのです。
 今日のレッスンでも、「できない」と頭を抱えてしまった人がいましたが、そもそもそういうものだと思います。

2013年2月1日金曜日

つながっている状態のからだ?

本日から3回は、平岡秀幸さんが講師を務めます。
レッスンにあたって平岡さんはまず、俳優トレーニングとはどういうことかをわかりやすく説明して下さいます。しかし、身体や心の状態など感覚的なことはなかなか言葉で説明しづらいものです。たとえば「つながっている状態のからだ」という表現が出てくるのですが、言葉だけではよくわかりません。「感情もふくめて、声や身体の状態がすべて連動しているからだの状態」とでも言い換えられるかもしれませんが、そう変えたところで、ピンと来ない方が多そうです。「つながった(繋がった)身体同士がつながりを持てる」とそれは発展するわけですが、なぞは深まるばかりです。
 そうした説明しづらいことがら(状態)は、やはり体験したり、自分や他人の状態を観察することで、「なるほど」と腑に落ちる(わかってくる)ようになってきます。違いがわかるようになることは、上達の早道です。漠然と芝居を見ていると「なんとなく、たいくつ」ぐらいにしか感じませんが、沢山芝居を見ていたり、注意深く演技を見る癖をつけていると、より具体的にどうしてそうなるのかが見えてきます。完成度が高い舞台は出演者それぞれの演技一つ一つとっても、レベルが高く、面白い(引き込む力が強い)が集積している舞台です。目指すのはそうした舞台に関われる役者な訳ですから、その違いを見抜く目を持たなければならないのは道理です。よくワインをたしなむ通(つう)には良いワインがわかりますが、飲まない人には良くわからないのと同じように、演技をしたい人はそういう意味からもまずは演劇を含めた多くの「演技が関わる作品」を見ることが大事だと思います。「量」は見る目の向上につながります。そして、この講座でも言われている通り「意識して注意深く見る」ことはその向上のスピードを速めます。そして、もう一つ私が大事だとおもうのは、「素直に見る」ということです。レッスンをお金を払って受けているわけですから、習ったことは早く結果につなげたいものです。なので、ついわかったふうに思いたいのが人情です。ですが、とても大事なのは無理してわかったふりをするよりも、いまはピンとこないことを受け止めることの方です。説明されることばが本当に腑に落ちるまで、待ってみることなのです。
 冷静に考えるとこうした講座では「これ、何になるの?」みたいなエクササイズもあったりするわけです、そして、「これやったことある」みたいなこともあるかもしれません。それらはやった経験があるから何かなるものではありません。毎回新鮮な感覚で、すなおにそれらを受けて、そして得た感覚をそのときそのときで楽しんでいくうちに、ピンと来なかった謎が「すっと」解けてゆくようなものだと思うのです。