7/5の二口クラスの様子をお伝えします。参加者が少なくなった分、ワークショップの密度が濃くなったような気もします。今回は、身体の使い方について勉強しました。基本的なストレッチ、筋肉トレーニングを行ないました。いつも意識しない身体の部位を感じる事で、いつもとは違った状態のカラダに気付きます。カラダの外面と回りの空気との在り方が変わると言いましょうか。十分な運動を行なった後に、床に寝転んだ状態で二口さんは、「はい、今の状態で、床とカラダが前よりも仲良くなった感じがしませんか?」と言いました。この感じ、わかるでしょうか? 床と仲良くなったり、空気に寄り添ったり。
参加者の様子を見ていてやはり思うのは、カラダの稼動域を自分で設定しているため、なかなかカラダを探検していない人が多いという事です。自分のカラダは未知だし、未知だからこそ、ラボラトリーで実験を繰り返す必要もあるのです。稼動域を設定する=自分は変化しません、と言っているようなものです。カラダも心も、自分が思っている以上に動きます。狭い領域に閉じ込めているのは、アナタの意識じゃないでしょうか。ラボは、実験です。トライ&エラーの繰り返しなのです。
身体を動かした後に、二口さんはルコック直伝の身体の使い方を教えてくれました。しかし、これが想像以上に難しく、頭で分かっても身体がついていきません。身体の重さを別の場所へ移動する事で、楽に身体を動かす事が出来る。というものなのですが、一つ一つの部位をバラバラに出来ない状態では、この重心移動と言いますか、エネルギーの循環的な身体の動かし方は非常に難しいのです。しかし、これは、身体をエネルギーの容れ物、と考えるにあたって、とても有効な手段だと思います。如何に効率よく体内のエネルギーを使うのか。自分の身体を考えるにあたって、「効率」といった切り口で考えてみても、とても面白い発見があります。