2013年5月16日木曜日

「呼吸」

5月も第3週となりました.
ちょうど,5月の半ばですね.

今週の講師は,田中遊さん!

最初は,アップとしてジャンプをすることから始まりました.

アップでジャンプをしているときに
「ジャンプってどうやってしてる?」
という問いかけがされました.

身体をほぐす,温めるためになんとなくジャンプをしてしまっていたことを反省しました.
もっと,何気ない動作を観察しながらすることを意識しないといけないなっと思います.
前回の,大熊ねこさんのワークで中心的にやった「歩く」ということと通じることがあるように思います.

そうした,自分の身体をじっくりと観察しながらジャンプ,首回しなどのストレッチを行ったのち,
重心を左右対称にかけた状態から左右(あるいは前後)に傾けていくことなどをしました.

それらを行って自分の身体と向き合ったあと,
今度は二人組になってのワークになりました.

まず最初に二人が背中を合わせて膝を抱えて座ります.
その後、お互いがセ背中に体重をかけあいながら同時に立ち上がっていきます.
これが、なかなかできない!
自分だけ立とうと体重をかけても立てないし,体重をかけるのを遠慮していても立てない.
相手とのシンクロを大事にしていかなければいけないワークでした.

その後も相手とのシンクロ,関係性を大切にすることが続きました.
一人が鏡となって相手の動きを真似することや,声を鏡のように真似することなどをしました.

ワーク全体の中で,最初のストレッチから最後のミラーのワークまですべてを通して,田中さんが大切だとおっしゃっていたのは「呼吸」でした.

息を完全に吐き切った状態を0,息をこれ以上吸えないところまで吸った状態を100として,
その時々にあった呼吸帯がどこなのかを考えることを教わりました.
10~40の間の呼吸では,笑えと言われても,にやっって感じにしかならない.
でも
60~90の呼吸帯なら,アクティブな笑いができる.

呼吸帯は,感情を表すうえでもすごく重要であることが実感できました.

それゆえに,相手とシンクロしようと思うと相手に自分の呼吸をしっかりと見せてあげることが大切だし,日常生活の中で初対面の人には無意識のうちに呼吸を隠してしまっていることがあるんだなっと教わりました.

ワークの最中に田中さんが
「呼吸がそうなってるってことは演技がそうなってくる.演技がそうなってくるってことは世界がそうなってくる」
っておっしゃったのが,自分の中にドシンッ!っときました.
(文脈の中の一部分だけを切り取ってしまっているので,読んでいる方には伝わらないかもしれないのですが・・・)

もっともっと,楽しくどんどん飛び込んでいきたいです!


西村