2013年5月23日木曜日

「する」と「なる」

今週の講師は,平岡秀幸さん!

今日のワークでは大きく4つのことをしました.

まずはストレッチ!
ただほぐすため,のばすためだけでなく,身体の繋がりを意識しながらストレッチしていきます.
ゆっくりと,身体の動かしている部分とそれにつられて動く部分,それらのつながりを意識していきます.

次は「出現と消滅」をしました.
完全に息を吐き切った状態から一歩足を出します.そして,息を大きく吸いながら「出現」します.
その後息を吐きながら「消滅」して,息を吐き切ったらまた一歩前に足を出します.

うまく表現できないですが・・・
大きく息を吸うことで胸が広がり,身体が縦にも横にも大きくなっていく感覚をつくることで存在していること表現することが「出現」であり,息を吐き切ることでしぼんでいく胸や身体の感覚をつかって存在を消していくことが「消滅」っといった感じだと思います.
この「出現」と「消滅」も,身体のつながりをしっかりと意識し感じることが重要なものでした.


これらで意識した身体の繋がりを大切にしながら,
歯磨きをする演技をしました.
自分が洗面台のまえに立って歯磨きを終えるまでをひとりづつやりました.
ポイントは,スローモーションでやること.時間の流れがゆっくりになったかのように,
いつもの歯磨きの動きをゆっくりと再現します.

変に目線が動いたり,動きの速さが不自然になってしまったり,とても難しかったです.

当然,一人づつみんなのまえでやるというところにも意味があります.
見る目を養うことも大切なんだと平岡さんがおっしゃりました.
しっかり見て,良いところ悪いところをみつけられる目がないと自分に還元できないからです.


最後は少しポイントを変えて,「ステータス」に焦点を当てたワークになりました.
もっともステータスが高い状態を10,もっともステータスが低い状態を1とします.
その1から10までを段階的に身体で表現するということを最後にしました.
やっていて,自分は4くらいのステータスの状態が一番しっくりきたなと感じました.
平岡さんいわく,この一番しっくりくる状態のステータスは無意識のうちに演技の中にもでてしまうそうです.
なので,自分のしっくりくる状態を理解しておくことで,演技の中でのステータスをうまくコントロールする手助けとなります.
人によって9か2という人や10がしっくりくるとい人もいましたので,しっかりと自分のナチュラルな状態のステータスを理解しておくことが大切になりそうです.


身体の繋がりに演技におけるステータス.
まだまだ大切なポイントはたくさんあります!
次回はどのポイント教えていただけるのか楽しみです!


西村