2013年8月19日月曜日

柳に風

ブログの更新が大変遅くなってしまい申し訳ありません。
8月14日のスキルアップクラスについて、報告させてください。

8月14日のスキルアップクラスの講師は大熊ねこさん!
もちろん今回も大熊ねこさんの側にはパンダがいらっしゃいました!
今回は手拭いに大きめなパンダがいました!

パンダを実際に見たことがないのですが・・・
やっぱり実物はかわいいだけでなく大きいんでしょうね。

ワークはいつも通り、円になって互いの足をマッサージしながらのスタートでした。
互いの足の感じ、自分の足の感覚、そういったものを意識しながら今日のワークをどういったものにしていくのかなどを話していきました。

今回は、大きく二つのことを重点的におこないました。
「彫刻」と「柳に風」です。

「彫刻」はいままでにもやったことのあるワークです。
一人が彫刻家となりもう一人の身体を動かしていくっといったものです。
彫刻される側は、あくまで動かされる分だけ動くのであって、自分の意志では動かない。
彫刻する側は、相手の体の状態をしっかりと感じて動かすのに必要な力を過不足なく伝える。
そんなことを意識しながら行いました。

もう一つの「柳に風」は、
一人が柳になってもう一人が風になるというものです。

・・・
こんな説明ではわからないですよね・・・

でも、一言で説明しようとするとこうなります・・・

一人は柳となって、その場に立ちます。
柳はとてもしなやかな枝葉をもっています。
そのしなやかな枝葉は吹きつける風に逆らいません。
やさしい風が吹くと、やさしくそよぎ、強く厳しい風が吹くと強く激しく動きます。
けれど、柳はしっかりと根を張った木です。
どんあ風が吹こうと根は張ったまま。

そんな柳に、一人の人がなります。
もう一人は、風となって様々な強さややわらかさの風を、柳に与えていきます。
風から与えられた分だけ、柳は枝葉をしならせます。
「与えられた分だけ」でそれ以上でも以下でも不自然になってしまいます。


今回のワーク全体を振り返ると、
相手に正確に伝えること、相手が伝えようとしていることを正確に受け取ること。
これに重点が置かれていたように思います。

この伝えるものが、力だけでなく声や思いだったりしていって、正確に伝え、受け取ることができていくと、人と人との嘘のない、劇的なものが生まれてくるように思います。

伝えることは難しい。
受け取ることもまた、難しい。


でも、だからこそ伝わるとうれしいし、受け取れると幸せな気持ちになる。


次回のスキルアップクラスもみなさんぜひ来てください!

西村