こんにちは。ブログ担当の平田です。8月のスキルアップクラス、1週目の講師は木村雅子さんです。今回は相手をよく見て、飛び込んでいくこと!をテーマに後半はエチュード(即興)も少し行いました。
まず最初は、今朝の出来ごとについて1人ずつ話をしていくのですが、他の全員がその人の話を聞きながら繰り返して言います。そして、手のジェスチャーなどの動きも全て真似をします。真似されている方は、自分の無意識の癖がわかったり、話をちゃんと聞いてもらえてる、というのがよくわかります。人間は、聞いてるフリをして聞いていないというのができてしまうらしいです。確かに、そういうときは少なからずあると思います。真似している側も、真似しながらだと話が聞きやすくなりました。それから、身体をリラックスさせている状態だと、足や身体全体の動きも真似しやすく感じました。
他には、よくミラーのように動きを真似するワークショップがありますが、それとは少し違って1テンポずつ動きをずらしながら真似する、慣れてきたらそこに上のように話も加えていきます。動きも話も、真似する側だけでなく、先導する側も相手をよく見ていると息が揃ってくるのがよくわかりました。
後半は、少し難しいですがエチュード(即興)をやっていきます。椅子を2つ置いて、まずは2人がそれぞれ好きに動きまわります。歩いたり椅子に座ったり椅子を触ったり動かしたり…。特に考えず身体が動きたいように動くのを大事にする、また、もう1人の人を意識しないのがポイントです。しばらく動いたあと、手を叩かれたら止まります。そのとき、もう1人を「見る」か「見ない」かどちらかを選びます。例えば、1人は椅子に座って目をそらしている。もう1人は遠くを見ている。などの状態になります。そこから、そのときの自分は、相手はなんでこういう状態なんだろう?というのを少し考え、そこから2人で話をつくっていきます。
自分が誰で、どういう状況の場所か、すぐには出てこなかったりしますが、例えば「気まずい」とかそういった空気感はわかります。その状況から、相手がどう動くか、自分がどう動きたいか?を繋いでいくと話が進みます。実際やってみるとやはり難しいですが、これ以上これは話が進まないな、と思ったら潔くやめてまた一から始めます。
自分の衝動を探りながら、相手にも常に意識を持っておくことはとても大変ですが、そうやってうまくいくとおもしろいものが出来上がると思います。時間を使うので何回もはできませんでしたが、ぜひまた他の人ともやってみたら新しい発見もできるかなと思いました。
さて、ひとまずは9月いっぱいまでの開講となっております。皆さんぜひご参加ください!